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神仏あれこれ良くわかるおはなし

仏像について良くわかるおはなし

私たちが普段目にする『仏像』は、鬼のような形相のものから美しい女性のようなものまで様々です。皆様は、奈良の大仏様から道のお地蔵様まで同じように『仏像』と呼んでいないでしょうか?

しかしながら、厳密に仏像と呼ばれるものは本来「如来像」だけです。というのも、如来とは仏(ほとけ)の別称だからです。如来といえば、阿弥陀如来、釈迦牟尼如来、薬師如来、大日如来などが有名です。

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如来(仏)から私たち人間に一歩近い存在が「菩薩」といえます。菩薩とは、菩提(ぼだい・悟りという意味)を求めて修行するという意味で、悟りを開く前の釈尊を意味しています。

憤怒の形相のものが多い「明王」。悪人やわからずやを強面で威嚇しながら教化して救う事を目的とするためこのような表情をしているのです。不動明王がその代表と言えますが、中には愛染明王のようなやさしげな明王もいます。

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「天」も仏教の神様を指します。帝釈天や弁財天、吉祥天などが代表的ですが、これらは元来、仏教以外のインドの神でした。この神々が仏教に取り入れられ、仏法や僧侶、信者を守る神となりました。

最後に、「声聞(しょうもん)」と呼ばれる仏像もご紹介します。声聞とは、僧侶を指し、鑑真和上のような歴史的な高僧や、法然、親鸞、日蓮などの各宗の開祖も「仏像」となり崇拝されています。

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