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真言宗

真言宗

教え

人間が修行を積み生きながら仏になる「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」を根幹にする。
具体的方法には、諸仏、諸菩薩のはたらきや功績を象徴した印を結ぶ「身密」、大日如来の教えである真言を唱える「口密」、大日如来に祈る「意密」これら「三密」を実行することと説いています。

本尊 本来は大日如来。釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、その他、菩薩なども祀られることもある。
基本的には菩提寺の本尊に習うのが良い。
脇尊 (右)弘法大師・(左)不動明王
総本山 高野山金剛峰寺(和歌山県)
開祖 空海(774~835)

24歳の若さで「三教指帰(さんごうしいき)」を執筆し、三教(儒教、道教、仏教)の中で仏教が最も優れている事を説いた。そして、804年には31歳で遣唐使の一員として入唐。このときのメンバーには天台宗の開祖『最澄』も含まれていた。
密教はインドで生まれ、中国に伝えられ、不空金剛(705~774)によって大成されたが、その後継者である恵果に空海は師事した。恵果は1000人を超える弟子の中から正当な継承者として空海を選び、空海は恵果から譲られた多くの経典、仏像、仏画、法具を船に積み込み帰国後、全国行脚を経て真言宗を開いた。

メモ:真言宗の勤行

仏飯、茶湯、供物、蝋燭と線香を供え、三度礼拝した後三度数珠をこすり、数珠を一連にして左手首にかけて読経する。お勤めの初めと終わりの祈願の際に、数珠を左手人差し指に緒留(おどめ)、右手中指に達磨のほうをかけ、房をどちらも手の中に入れます。そして、右手を下に、左手を上に三度こする。この際使用する数珠は百八珠が正式で、五十四珠、二十七珠のものもある。
※なお、作法は各宗派によって若干違いがあります。

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