屋久杉は、鹿児島にある世界遺産、屋久島の標高500mを超える山地に自生しているスギ科スギ属の常緑針葉樹。その中でも樹齢千年を越える杉のみ屋久杉と称されます。特別記念物として2001年には伐採禁止、現在では台風などによる倒木を取り出しています。数年後には倒木の持ち出しも禁止になり、年々希少価値が上がってきています。
木材としての特徴は、雨量の多い屋久島で樹脂を豊富に蓄え、腐りにくい特徴を持ち抗菌・防虫効果もあるとされます。長い年月をかけてゆっくりと成長する事で年輪が詰まり強度も普通の杉に比べると強くなっています。最初の頃は黄褐色から赤褐色をしていますが、時が経つにつれて色合いも変わって味わいが深まり格調が高まります。高級材として仏壇以外にも、家具や建具・工芸品などにもよく使われており、総無垢の仏壇になると3000万するとも言われています。

紫檀はマメ科の広葉樹で、黒檀・鉄刀木と共に、唐木三大銘木の一つです。材質は、非常に重くて硬く加工作業するには職人の腕が問われます。乾燥をするには長い時間が必要とするので手間はかかりますが、その分虫や菌には強く、耐久性にとても優れていますので仏壇に適しています。色合いは紫檀だけが持つ独特の鮮やかな暗赤紫色が特徴的。
紫檀から作る仏壇は、美しい色合いから気品が漂います。仏壇以外にも茶碗やお箸・伝統工芸品にも利用されています。

黒檀はカキノキ科の広葉樹で、紫檀・鉄刀木と共に唐木三大銘木の一つです。材質は、非常に重くて硬く加工作業するには職人の腕が問われます。色合いは高級感のある黒の縞模様が特徴的で高級家具や楽器などでも多く用いられています。本黒檀と言われる漆黒色のものは希少で高値で取引されているものも。黒檀の特徴的とも言える黒を貴重とした仏壇は重厚感のあるデザインで部屋に安置するだけで存在価値を与えます。虫にも浸食されにくく、乾燥性も高いので耐久性にもすぐれているので世代を超えて末永くご使用いただくことができます。

ウォールナットはクルミ科の広葉樹で、チーク・マホガニーと並び世界三大銘木の一つに数えられる最高級木材です。硬くて耐久性のある材質ですが、実は軽量で加工も比較的容易な木材。落ち着いたブラウンの美しい木目が特徴的で高級家具などにも用いられ、月日の経過とともに明るく光沢を増す様に変化します。仏壇にも多く用いられ和モダンな雰囲気を醸し出します。加工のしやすい特徴をいかし扉部分が個性的なデザインも多く作られています。和室でも洋室でも安置出来るデザインなのでマンション住まいの方にも多く選ばれています。

欅はニレ科の落葉広葉樹で、世界屈指の銘木です。
古くから神社やお寺などに建築素材としても用いられている日本を代表する木材です。欅は木目が美しいのが特徴的で、磨くことでより光沢が現れてきます。
欅仏壇はシックな色合いでマンションなどのフローリングの部屋にも違和感がなく安置できるデザインの物が豊富です。熟練の職人が作り出す欅仏壇はシンプルで、美しい光沢が力強い木目を生かしたデザインになっております。